地球周回衛星を模擬した軌道運動の数値解法

加藤 恵莉子 卒業レポート要旨

近年、商用や技術力の発達、それに伴うスペースデブリの増加により、低軌道地球周回衛星の需要が高まっている。しかし、これらの軌道を具体的な数値で示した例は少ない。そこで、その軌道を、数値解法と摂動を用いて、再現した。

数値解法には、ルンゲクッタ法とドルマンプリンス法をC++で、摂動には、最も影響力の大きいものの1つである、J2項を加えたうえで、10次のラグランジュ補間を行い、小数点以下14~15桁の精度で導出し、ステップ幅による軌道の違いを比較している。